『愛と死をみつめて』を知っていますか?
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もうかれこれ50年以上前のNHKドラマで、母が夢中でみていたのを覚えています。
私の帰国の中のミコは、左目に眼帯をして病院に入院しています、そこへ毎回マコがお見舞いに行ってる情景が残っています。
とにかく、病院も怖かったですし、眼帯が怖くて、見たくないといっては母を困らせたものです。
同じタイトルの二人の往復書簡の本が大ベストセラーになったそうです。ご存知の方も多いかもしれません。
何故急にこの話しをしたかといいますと、昨日、現在放送大学で履修してます『死生学のフィールド』の講義の石丸昌彦教授の講演を聴く機会がありました。
昨日のテーマは、『心の健康を支えるもの』でした。たくさんいいお話私があったのですが、その中で、石丸先生は、死をタブー視しないで、死について話す『death cafe』(デス カフェ)を紹介してくださいました。このデスカフェのことを聞いた時、頭の中に蘇ってきたのが愛と死の言葉、そう『愛と死をみつめて』でした。
実はまだこの本を読む機会を持てていません。しかしこの歌は、すごく記憶に残っています。
歌詞の一部をここでご紹介します。
『愛と死をみつめて』
まこ、
甘えてばかりで
ごめんね
みこはとってもしあわせなの
はかない命と知った日に
いじわるいって泣いた時
涙をふいてくれた、まこ
私が覚えているのはこの上の1番のみです。しかし今ネットで検索してみると、このみこさんの、まこさんへの溢れるばかりの愛が3番の歌詞にでています。
まこ、
元気になれずにごめんね
みこはもっと生きたかったの
たとえこの身は召されても
ふたりの愛は永遠に咲く
みこのいのちを生きて、まこ
この作詞は大矢弘子さんという方です。何度もきっと本を読まれて、みこさんの想いを代弁されたのでしょう。胸にグッときます。
愛には限りがあり、一番どんなに長くても死ぬまでとの考え方もあります。
ところがこの3番の最後で、みこさんは見守るから、まこさんの命を最後まで生きてくださいということではないでしょうか。
まこさんはその後ご自身の家庭を持たれ、お子さんも授かったそうです。みこさんの存在があってこそ、まこさんはご自身の家庭を大切にされることがおそらくできたのでしょう。
そして、この本をまこさん(河野 実(まこと)さん)が出版されたことで、多くの方が愛だけでなく、普段は考えるのも嫌という方が多い『死』を、この時ばかりは真剣に考えられたのではないでしょうか。
みこさんはきっと、最後まで希望を持って生きようとできたのは、まこさんというかけがえのない存在が、半分顔を失うほどの手術をして、グリーフ(喪失)はいかほどだったであろうと考えるのにはほど遠いですが、グリーフケアをしていたのだとわかります。
近く、愛と死を見つめてをぜひ読んでみたいと思います。読んだら、また感想を書いてみたいと思います。
デスカフェも死を怖がらずに話せる場として、日本ではお寺等で開催されていると、昨日聞きました。
死は誰にでも訪れること。ああいい人生だったなと最後は笑顔でいたいと思いませんか?
企業組合リ・そうるけあ
代表理事 高山和 たかやまあい