いつもできていたことができなくなる前に、予防が大切です。
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いつもできていたことができなくなる状況と言われて、どのような状況を想像しますか?
一つどんな状況であろうと間違いないのは、いつもの日常と違うことが起こったということです。
例えば、「いつもできていたことができない」原因自体が自分にあるとします。認知症の傾向がでてしまった高齢者の方。こういったケースも、いつもできていたことができないに当てはまります。それ以外にも、自分が病気で倒れてしまう、そんなことも考えられます。
また別のケースを考えてみると、この原因が他者によるものの場合です。例えば、家族の突然の死から、深いグリーフ(喪失感)になり、辛くて、考えることができなくなるようなケースもあります。
上記は脳自体に不具合が出てしまった時、後者は心、心理的なものにより脳を今までのように正常に使えなくなってしまう場合です。
どちらも異常事態です。
今思えば、夫の健康診断時に、脳ドックもしていれば、何か異常が見つかっていたのかもしれません。夫の場合、上の前者を経験したのが、またにその当日、いつものことができなくなって。倒れて意識を失った日でした。
しかし、夫が倒れたときも病院の医師や看護師の方々から若いし、すぐに開頭手術できたから、麻痺は残るかもしれないが、命は助かるでしょうと、言われて、とにかく目の覚めた時にそばにいてあげようと、病院につきっきりでした。そのため、倒れてから亡くなるまでの13日間にやったことは、夫の仕事関係の方の連絡先を探してすぐに連絡すること(倒れたのが土曜日で、月曜の仕事に迷惑かけたら夫嫌がるだろうなと、ここは頭がまだ回ってました。)だけでした。
まさかのことは考えていなかったので、その後にたくさんの手続きが、どのくらいあってどこでするのかなど想像もしていませんでした。
そして、夫が亡くなった後、悲しみがじわじわとというより、一瞬で息をしていない夫が目の前にいることにより、電気のスイッチを消したように、パタっと深い深いグリーフに入って行ったのでした。
もしも、自分で心のブレーキの効きが良くて、夫の万一の時のことに何をするか、考えておけたのであれば、夫がまだ息をしていた13日間にしたでしょうか。恐らく、そんな縁起でもないとしなかったことでしょう。
だからこそ、何もない今、どのくらいの手続きが必要か、個人差はありますが普段の時に知っておくと、万一の時の何も考えることができなくなった時も、体があなたをきっと応援して動かしてくれます。
(ご参考 過去ブログ : 世帯主が亡くなった時の手続き(事務処理)と心の整理と)
そしてこの異常事態を防ぐにはどうしたらいいでしょう。
それはどちらも『予防』が大切です。
体には、もしも過分のストレスのかかる仕事をしている方は、脳ドックも時には受けてみると良いでしょう。(血液検査だけでは、おおよそわからないものです。)
またいつ大きな不安が襲うかわかりませんが、一つの予防手段として自分ノートを書いてみるのが良いでしょう。自分再発見するためのりそうるけあノートもAmazonにあります。他にもたくさんあるので、書店やアマゾン等で、時間のある時に、書きやすそうなものを見つけて書いてみてはいかがですか?
あなたの自分ノートがあなたを助け、家族を助けるときが来るかもしれません。
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい