ことわざ『朱に交われば赤くなる』を考える
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どうして『朱に交われば赤くなる』というのでしょか⁈
朱色は赤に近い色です。朱に少しの色を混ぜても朱色の方が強くて、赤にしか見えないことを言います。
しかし、黒も他の色より強いです。なぜ黒でなくて赤色の朱なのでしょうか?
少しネットで検索してみましたところ、朱に交われば赤くなるの語源は中国の古い言葉から来ているそうです。『近墨必緇、近朱必赤(墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば必ず赤くなるの意味)』
やはり、墨として黒のことも言い表されていました。
ここでまた疑問がー。いつから日本で朱に交われば赤くなると言われるようになったのでしょうか。もしかしたら、墨で字を書く人々がまだ少なくて、朱の方が親しみがあったのでしょうか。
一つのことを調べてみようとすると、その当時の歴史や文化、生活習慣なども関わってくるものです。
しかし、元になった中国の言葉の意味の、墨に近づけば必ず黒く、朱に近づけば必ず赤くなるは、とてもわかりやすい気がいたします。
誰しも、何にも影響を受けずに生活することは不可能です。では影響を受けるならば、良い影響を受けたいものです。
しかし実践してみないと、自分に合っているか、また自分が求めていたものかは分かりません。
だからやってみるのです。やってみて、自分にあっていて、やりがいがあるな、求めているものが得られるなとわかれば続けてみること。そうすると、いつかは白かったものも、黒色に近づいたり、別のものは、白かったものが赤くなることもできるのです。
そしてまた重要なことは、どちらか一方だけしかではない、ミックスしてもいいのです。
あなたが求めるものが赤であり、黒であるならば、2つに近づいてみればいいのです。ここで付け加えるならば、どちらを先に近づくか、そして何度近づくかでも色の濃さは変わることでしょう。
それがあなた独自の色、個性です。人生は一度しかないとも言いますが、やり直しができるとも言います。
あなたのやりたいことは何ですか?どうしたらそれができますか?やってみて、できたら次にやりたいことは何ですか?
何だか人生のことをこのことわざから色々考えてしまいますね。
企業組合リ・そうるけあ
代表理事 高山和 たかやまあい