グリーフケアと予防グリーフの必要性
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昨今、グリーフケア(悲嘆ケア)という言葉の認知度が上がってきました。これは社会が超高齢化になり、小さな家族で暮らす世帯が増えたことも一つの要因でしょう。
ある日突然、いつも一緒に生活していた大切な家族が亡くなってしまったら、幸せの反動の心の大きな喪失感は計り知れないものです。
ある時の講演のアンケートで、亡くなってからそんなに悲しみがあるのならば、日頃から意図的に憎まれるようにしたほうがいいのかなというご感想をいただき、それも相手を思えばこそなのかもしれないと思いました。
しかし、恐らくこのアンケートを書いてくださった方は、深い愛情を相手におもちと察すれます。心にもない憎まれ役をして楽しくない人生を送るのではなく、どれだけ楽しい、大切な時間であったかを、たとえ本人が亡くなってしまっても相手に気持ちが届くように形を残すことをお勧めします。
この方のアンケートの最後は、下記の言葉で結ばれてました。
終活エンジョイ!
まさにそうです。終活は、大きく考えれば、生まれたその時から始まっています。
人により人生の長さが違うだけで、最後は必ずやってきます。
終活は人生そのものです。ただ、最後に視点を当ててるのです。
最後のその時が笑顔でいれるように、周りの人にも困らないよう、少しばかりの優しさを、日々の幸せにプラスすることがよいのではないでしょうか。
今や便利と裏腹に、複雑な現代社会。個人情報保護制度等も厳しくて、家族ですら家族の情報を代わりに対応するのすら難儀です。
こんな時代に生活している私たちは、何を伝えて、困ったときはどうすればいいか、身近に相談できるところがあるのとないのでは、グリーフ(喪失)の度合いも全く違います。
そして、自分しかわからない、自分の個人情報に当たることをまとめて整理することは、自分の必要なことの整理にもなり、自分の生活の質の向上に必ずや繋がります。
例えご家族を亡くしても、悲しみ深く、強いグリーフ(悲嘆)になり、グリーフケアが必要になるのは半分もいないとは言われています。しかし、悲しいこと、辛いことに変わりはありません。また、数年してから我慢していた辛い感情がでる方もいます。
だからこそ、誰もが自分のために、愛する大切な存在(ペットも含む)のために、ご自身の気持ちや、見えないことを見える化しておくことは、自分のため、家族のためになることでしょう。
ちょっと気軽に深い悲しみにならないように、予防グリーフのために、予防就活始めてみませんか?
りそうるけあノートはあなたがあなたを再発見するノートであり、大切な家族にあなたを深く知ってもらえるノートです。
文字の書くのが困難な方も使っていただけるよう工夫しています。
また五感で自分を知り、また思い出してもらうようにしています。
五感を意識すること、それは先人からの贈り物です。
予防グリーフをほんの少し意識することで、大切な家族はグリーフケアを見えなくなった、あなた自身から受け取れます。
企業組合リ・そうるけあ
代表理事 高山和 たかやまあい