ソーシャルワーク – リ・そうるけあ

ソーシャルワーク

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ソーシャルワーク

 

私が小さい頃はこの言葉はまだ使われていなかったように思います。

最近は社会保険福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の方々など、介護職という専門性ができて

一躍出てきたのではないでしょうか。

 

それでは昔はどうしていたのでしょうか?

 

今と違って、家族が大家族で、勝手知ったる家族が共に生活を最後までしていくことで、専門性というか、その人独自の個性や性質、必要性も理解し、寄り添うことが難しくなかったことでしょう。

 

それが今や核家族や家族の形がもっと小さなご夫婦や独身世帯と変化してきました。

普段の時は、身軽で自分のことをいつも通りこなせれば、おそらく大家族より快適に感じる場合もあるでしょう。だからこそ、小さなグループ化がこんなに増えたのでしょう。

しかし、あまりにも小さな家族グループが増えすぎて、どのように一人ではうまく対応ができなくなってしまった時に、動けばいいのかがわからなく、誰かが、その必要な手を差し伸べるには一体どうしたらいいのかの答えが、ソーシャルワークなのではないでしょうか。

 

昔は家族でなくてもよく面倒を見てくれる、近所の世話焼きの方がいたものです。

しかし今や社会は複雑で、さらに何があるかわからなかったり、信用をどう獲得するかが難しく、そして必要なところです。

だからこそ社会が、国が一つの家族のように捉えて、その中で必要になった時に、あるいは必要な人を見つける、見つけてもらうためにソーシャルワークという動きを、仕事を、必要性を国が作ったのでしょう。

 

もちろんこの仕組みは日本だけのものではなく、諸外国が先に始めていたのを取り入れ、日本独自のものを生み出したのでしょう。

 

ご近所の世話焼きの方であれば、気持ちが乗らなかったり、何かの理由で他を優先することもあるでしょう。しかし、ソーシャルワーカーという、仕事として、必要な方を支援することになれば、専門的にまたどうしてそうするのかの理由、根拠があって、だからそうするで行動することで、他の必要な支援する方をうまく協働できることでしょう。

 

病院は病を治すために、医師や看護師の方がおられます。

ソーシャルワークは社会、地域、今いる生活の場です、そこにおられるのがソーシャルワーカーの方です。

 

住み良い社会、安全な社会には何が必要か、自分は何ができるか、自分は何が必要か、考えてみるのもいいのではないでしょうか。

 

リ・そうるけあ

高山和 たかやまあい