デジタル情報は遺品になるとトラブルの元 – リ・そうるけあ

デジタル情報は遺品になるとトラブルの元

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デジタル情報は遺品になる前に整理するのがお勧めです。

さぞや多くの方がうなづいていると思います。

しかしなぜうまくできないのでしょうか?

原因を考えてみましょう。

 

  • まず、使う環境です。

スマホ、iPad、パソコンもしかしたら自宅用と会社用と、様々あるケースが多いです。

 

  • 次にデータの置かれている場所

スマホの中、iPadの中、それぞれのパソコンの中、そしてクラウド環境、外付けハードディスクやCD-ROM、USメモリーもあるかもしれません。こちらも色々です。

 

  • また、それぞれの使用するアプリケーションでの

アカウントとパスワード(こちらも使用目的で同じアプリに複数のアカウントを持っているかもしれません)

そして最近のパスワードはある一定期間が経つと、変更が必要なもあります。

これがまた管理の複雑さにもつながるのですが、更新したら、メモも更新しないといけません。

 

なかなか一つに書き留めるのは大変です。最近ではパスワードを管理するアプリがあります。

しかし、そのアプリが漏洩することはないのでしょうか。また、壊れることもないとは言えません。

できればやはり、ノートに書き出して、書き留めてみる。

これが一番シンプルで、困らない方法だと思います。

 

わかっていてもなかなかそういってもできない、たくさんの声が聞こえてきそうです。

理由はおそらく、自分を知るノートを書きたいのに書けないのと同じです。

 

今やらなくても困らない、と思うからです。しかし、いつ本当に困る大きなトラブルが起こるかなんて誰もわかりません。

予防終活ノートを書きましょうと伝えると、前にこんなことを言った方がいます。

自分が死んでからは自分は困らないから、書こうと思わないとー。

そうでしょうか。自分のことで誰かが困るようになるのは辛くないですか?

 

最後もその後もずっとありがとうと言い続けたいし、言ってもらいたくありませんか?

 

夫は、アプリの名前もアカウントもパスワードも書いていなかったですが、ある程度推測できる足跡を残していたので、それを見つけては探って対応しました。ですから完璧なデジタル遺品整理はできませんでした。

 

この経験を伝えることで、トラブルの未然防止につながる方が一人でも多くおられることを望んでやみません。

デジタル情報は遺品になるとトラブルの元なので、できるだけいつも管理するようにしたいものです。

 

企業組合リ・そうるけあ

代表理事 高山和 たかやまあい