定理の話 思い出 – リ・そうるけあ

定理の話 思い出

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定理の話 思い出

 

定理と言って何を思い出しますか?

 

私はたしか小学2年生の頃、父に定理を作った数学者の本をもらいました。

そこに書いてあったのは、確かパスカル、デカルト、それ以外に数名いたかと思いますが、

とにかくこの2人の印象が強かったです。

 

パスカル、デカルトは数学者でもあり、哲学者としても有名です。

どうしてあの時、父は私にあの本を選んでくれたのか、ふと聞いてみたくなりました。

 

確かその後に渡されたのが、最遊記の日本語訳で、もう3年生だったと思いますが、非常に分厚くて、読み終わったと思ったら、下巻を渡されて読後感は、ちょっと絵本で見ていた孫悟空の世界との違いに言葉も出ませんでした。これが、本当なのだったか、本物を知ったと、子供ながらに、自ら自覚しました。

 

その次が不思議の国のアリス、そして鏡の国のアリスでした。

そう、父は簡易本や絵本など、子ども向けのものは与えませんでした。

 

今思えば、本物を知れ、本当は何かを考えよ、他者の間違ったフィルターを通すなということ伝えたのかもしれません。

 

しかし、あの年代の子供が一生懸命読んだあの経験は、今でも根本を考える時、役に立っていると思います。

 

リ・そうるけあ

高山和 たかやまあい