想いを形にする – リ・そうるけあ

想いを形にする

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想いを形にする

 

もうすぐ今年が終わります。今年一年どのような年でしたか?

あなたのことを考える時、周りのこと、日本や世界の情勢も考えるのも必要です。

 

さて人生100年時代といわれますが、医療が発達し、長く生きられるよう、生命維持装置も付けてとにかく呼吸をしている状態を保つことが長生きと少し前までは考えられてました。実は今でもその考えで医療関係はあるのかと思っていました。ところがそうではなくなっていると、知る機会がありました。

現在、放送大学で科目履修生として、いくつか学んでいる中で『死生学のフィールド』を学習しています。その中で、いのちの臨床倫理という講義がありました。一言でいいますと、今や医療は生命よりもその人の人生は優位に考えて、実現するために医療を施しているに変わってきているということです。

つまり、その人らしく生きて、人生の質を豊かに(QOL)送ることがその人の寿命となるとの考え方です。

 

最後がどのような状態かなど本人も、周りも分かりません。何を望んで、何をしたいのか。

 

例えばこれは一例ですが、自分が亡くなった時、臓器提供の意志を表していたならば、家族はお願いすることでしょう。

亡くなった夫の場合ですが、臓器提供の意志は、どこにも示していませんでした。そして臓器提供はしないとした一番の理由は、もしも臓器提供を依頼すると、病院で違うのかもしれませんが、夫のお世話になってたところは、その主治医が処置をすることでした。急な心拍数低下や悪化状況になり、何日も真夜中に私たちも呼ばれて駆けつけていたので、それ以上、その先生に負担をかけることをしたくなかったというのが正直な理由です。

しかし、もしも夫が臓器提供の意志を残していたならば、疲れている先生を前にしても、最後の夫の想いのために、お願いしたことでしょう。

 

人生の最後(EOL)が今年最後の日と考えて、やり残しはないか、やってきたことはどうだったか、そして未来のある皆さんです。もしも生まれ変わったらとして来年を考えてみるのはいかがでしょうか。

できなかったことでしたいことをやっていこうときっと思うことでしょう。

 

来年という、生まれ変わる年に、私も想いを形にしようと思います。

その前に今までのことに感謝をしましょう。誰かにありがとうを伝え忘れていませんか? この時期、年賀状に一言添えるのもいいかもしれません。

 

あなたの想いをぜひ一つでも形にしてください。ちょっと心が満たされたのではないでしょうか。

 

企業組合リ・そうるけあ

代表理事 高山和 たかやまあい