手話を誰もが使えたら、世界は広がる⁈ – リ・そうるけあ

手話を誰もが使えたら、世界は広がる⁈

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手話を習い始めました。

ただ習うのであれば、Youtube等でも動画で勉強できますが、たまたま講座を見つけたので、実際の聾唖者の先生が生きた手話を毎回教えていただいてます。

もちろん、手話もとても勉強になりますが、聾唖者のかたの日常の暮らしをすごく考えるようになりました。

 

例えば、夜間にお腹が急激に痛くなってどうしても救急車を呼ばないといけなくなってしまったとき、119番に連絡をしますが、聾唖者の方は電話はできません。

 

こういう緊急以外も電話を相手にかけなければいけない場合、どうしているのでしょうか?

この講座が始まるときにいただいたパンフレットがあります。

千葉県の場合、電話リレーというのがあって、聾唖者の方と手話ができる方がZOOMなどのオンラインで手話でやり取りをし、その後内容を手話のわかる方が千歩へ伝えるというものです。

 

しかしこれは24時間のサービスではありません。

 

手話を覚えると認知症予防になると紹介している記事がありました。しかし一方、高齢の聾唖者の方は認知症になりやすいとありました。

 

どちらも手話を使うのにどうしてでしょうか。

 

例えば指の運動、脳の刺激で手話を訓練として取り入れても、その手話を覚えた方が手話の必要な方と会話をするような機会をもつようになったでしょうか。

 

高齢の聾唖者の方は、ご自身が話せないので外出の機会が一層減るそうです。そして自室にいると、手話で会話する機会もないの悪循環となります。

 

さらに一般的に高齢になると聴覚が衰え、それが原因でコミュニケーションに支障をきたし、認知症が発症する原因にもなるそうです。

 

できない、困ったがここまで見えてきました。何か解決策はないのでしょうか。

数日考えていたのですが、とてもシンプルな答えが一つありました。

 

 

誰もが手話に子供の頃から親しんで、使えるようになっていればいいのです。

 

 

急に手話で話しかけられても驚きもせず、もしかしたら、道を尋ねてきた方に、手話で答えて上げれるかもしれません。

 

まるで英語を小学校教育に取り入れたかのように−。教育というと、ちょっとと思う方もいるかもしれません。指でコミュニケーションを取れたら、気持ちが表現できたら楽しいのでは?として、覚えてみると、お互いの世界が広がって、目の前の高い壁がなくなる風景が見える気がします。

 

因みに先の聴覚障害者の119番通報は現在Net119番というシステムでFAXやスマートフォンからつながるように全国に広がっているそうです。

 

解決策は一つでなくて、いろんな方法をいろんな角度や立場から考えてみるのが必要ですね。

 

(参考サイト)

総務省 Net119番

https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/kyukyumusen_kinkyutuhou/net119.html

 

企業組合リ・そうるけあ

代表理事 高山和 たかやまあい