聞こえる人と聞こえない人を繋ぐこと
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最近電話リレーサービスの広告をよく目にするようになりました。
耳の聞こえない人を繋ぐためのものです。
ところで、目の見えない人はどうでしょうか。サポートは必要ないのでしょうか。緊急性という意味では、電話を持っていれば、かけられれば、相手に話すことができるので、もしかしたら目の見えない方は何とか対応を今でも工夫して取れるということなのかもしれません。だから、聴覚障害のある方のための電話リレーサービスは必要だが、海外はあっても日本はないので始めることになったのかもしれません。
さて、しかしこれだけネットが進歩して相手がメールやチャットの受信を持っていれば、話すことで伝えられなくても、文字でやり取りができるのではないかとふと考えました。
すると、緊急時の対応の警察はやはり110番映像通報システムというが既にあります。こちらの周知がどの程度か疑問ですが、多方面で行き届くサービスが生まれて、安定して運用されるのが重要でしょう。
ただ、日常のどんなところにも、そして手話の通じない相手にも通話可能になると考えると、電話リレーサービスができて便利になったことでしょう。
さて海外はどのような状況か調べてみると、すでにいろんな国で実施されています。その中でもアメリカで1960年代からとのこと、歴史を感じるとともにそれだけ必要性があったということです。
これはいったいどうしてなのでしょうか。日本の場合は。今までは電話リレーを整備しなくても、周囲の家族がサポートしてくれる環境があったが、それが今や日本も少なくなり、必要に迫られたということなのでしょうか。あるいは、他者をサポートするという心の余裕が日本国民は行き届かなかったのでしょうか。
AI技術はどこも公には取り入れていないとしていると報告書にありました。まだまだ通常の運用での利用で安心感が持ててから、AIは電話リレーサービスにも取り入れられる日が来るのかもしれません。
いつか命の電話にも手話サービスは入るのでしょうか。心の話しをリレーされてでも相談したい緊急性のそのとき、一つの命でも救えることは非常に価値があることでしょう。
(参照)2024/3/14
総務省 電話リレーサービス
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/telephonerelay/index.html
総務省 海外における電話リレーサービスの現状
https://www.soumu.go.jp/main_content/000605677.pdf
110番映像通報システム
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/110/app/index-2.html
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい