聲の形をみて – リ・そうるけあ

聲の形をみて

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聲の形をみて

 

京都アニメーション制作の『聲の形』をご存じでしょうか。

たまたまつい最近観る機会がありました。

 

聾唖者の小学生の女の子が転校してきたクラスの仲間とのやりとりを中学生に成長して再び再開しての時の流れとともに丁寧に描かれています。

 

簡単にストーリーを話しますと、女の子はいつもどんな困難なときも、(たとえ悪口を言われているのが口型からわかっていたとしても、)明るく振る舞い、生活しようとする。それをあの年特有の目立つものをからかい、遊ぶ者たちが出て、やがていじめへとエスカレートし、転校。今度はそのいじめをしていた首謀者が他のものからいじめのターゲットにされ、素直でなかった自分(本当は彼女に興味があったけど、言えなかった?)を反省し、手話を学びます。そのいじめていた子(男の子)は、中学生になった彼女に再会するとともに、その時のことを謝り、本当の気持ちを手話で、彼女は必死に言葉(音で)表すという内容です。

 

手話は言語だと、改めてこの映画を観て思います。

 

言葉を使ってコミュニケーションは取れます。しかし言葉でない、例えば、文字で、表情でもコミュニケーションはとれます。

 

どう伝えたら相手にわかりやすいか、たまには考えてみることも必要なことではないでしょうか。たとえ親しい間柄の人にも。返ってくる反応が違うかもしれません。

とても考えさせられる、良い映画です。機会があったらぜひご覧ください。

 

(参考)

聲の形 https://www.kyotoanimation.co.jp/works/koeM/

 

リ・そうるけあ

高山和 たかやまあい