見返り美人の切手
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子供の頃、近所にできた文房具屋さんに古切手を売っていたのがきっかけで
切手収集をしてたことがあります。
ピンセットを使って切手用のノートに大切に保管してました。誰かに聞いたのか叔父がある日家に来た時に、「昔、切手を集めてたんだ、よかったらあげるよ。」ともらったのが記念切手『見返り美人』をみた最初でした。
今でも切手はいろいろな貴重な芸術や美しい風景などもありますが、幼少の私にとって、あの構図も非常に印象的でしたし、私が持っていた普通の切手のサイズよりも3倍はあろうかと大きさも違いました。
もしかしたら美術に興味をもったきっかけの一つは切手だったかもしれません。今のようにネットでいろんな美術館の所蔵を見たりする機会もありませんでしたから。
しかし偶然の宝物が立ち止まれば、昔の方があったのかもしれません。
今や何でも調べたり、見たりすることがネットを通してできます。きっかけを見つける機会が増えたとも言えるでしょう。
だからこそ、極めたいと思った時は、深く調べることが必要かもしれません。
見返り美人の切手から知ったことは、
切手の大きさにはいろいろあること
いろんな絵があること
そして未使用切手は今でも使うことができること
でした。
今は古い切手を集めては寄付所へ持って行ってます。お金のかからない、ボランティア活動かなと思っています。
一度だけ、集まった切手を回収しているボラティア団体の活動に参加する機会がありました。綺麗に4隅を切り、現在よく流通しているものとそうでないもに分けるところまでしました。海外では日本の切手は人気があると当時は言ってましたが、今でもそうなのでしょうか。
着物の帯もこの構図ならよく見えます。
たまに振り返りたくなることありますよね、自分の歩んできた道は清かったか、綺麗に歩めているか。これからも真っすぐ清らかに進めるよう、一度立ち止まってみる、その一瞬が見返り美人なのかもしれません。
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい