話す時の意識 音の広がり – リ・そうるけあ

話す時の意識 音の広がり

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話す時の意識 音の広がり

 

日本語は綺麗な言語だと言われますが、しかし私は英語の音が好きです。

それはどうしてでしょうか。日本語は母音が多い言語で、子音が少なく、英語は子音が多いとされています。さらに、日本語の会話は音の高低であるのに対し、英語は音の強弱が重要だそうです。

これを自然に例えると、日本語は川の流れ、英語は海の波が岩に当たるところが想像できます。

 

なぜこの話しなったかと言いますと、今プレゼンテーションの話し方を練習しています。と言いますのも機会があって、話すところを、その道の方に聞いていただいた時に、私の話し方は強調したい時に、もっと強弱をつけた方がいいとアドバイスをいただきました。この言葉をいただいてから、どういうことかと、ずっと言葉の音について考えていました。

そこで浮かんだのが、川と海の波でした。私の話し方はどちらかというと、穏やかな変化のない流れの中で最初から最後まで行きます。

 

しかし、プレゼンテーションは伝えたいことを意識化するので、音にリズムや高低を持たせることが必要なのです。

 

ここさえしっかりしておけば、聞いている人がどこを話し手が伝えたいか自ずと理解してくれます。

 

学生の頃、ベースの上手な友人がいました。その人からベースを教えてもらうまで、曲にはギター以外にベースも演奏されている曲でも私の耳には聞こえてきませんでした。しかし、ベースギターの音を生演奏で聴いた後しばらくはどこかから流れてきた曲でもベースギターの音も聞き取れる自分がいました。

 

書き言葉の時も、読んでくださる方の音を気にして、節を分けたり、言葉を選んだりしています。しかし、自分から声で発するプレゼンテーションの時は、もっと声に意味を持たせること(抑揚、間、強弱、リズム)も必要なのだとやっと久しぶりに思い出しました。

 

それが、書き言葉でなく、話し言葉、プレゼンテーションとして気をつけるべきことなのかもしれません。

 

しばらく練習してみます。どこかで私の話しを聞く機会があったら、どう変わるか楽しんでみてください。

 

リ・そうるけあ

高山和 たかやまあい