人生100年時代に向けてのハード面だけでなく、ソフト面の必要性
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今や人生100年時代と言われるようになりました。厚生労働省の人生100年時代構想のページを見ると、2007年に生まれた子供の約半数が107歳まで生きる可能性があるとのこと。
一昔前は人生は50歳くらいだったことを思うと、約倍です。
長く生活していくには、仕事も生き甲斐も必要でしょう。そのために、新たに学ぶ機会(リカレント)や、仕事を長く務められるように国が制度を整えようとしています。また教育の無償化、障害者の教育も無償化を進めるとあります。
ではその財源は一体どこからでしょうか。誰もが自分の力で生活するお金を稼いで、国に納めて(税金)、生涯を終わるということではないでしょうか。
しかしここで考えないといけないのは、ずっと健康であれればということです。病気になってしまったときはどうするのでしょうか。家族の誰かが、サポーとしなければならないこともあるでしょう。そういった場合、職場は理解して休暇や時間の工面をしてもらえるのでしょうか。
今以上に職場の雰囲気やその職場の上司の性格によるものでは困りものです。
今や障害は目に見えるものだけでなく、心の障害においても認知されるようになってきました。発達障害という言葉もよく聞くようになりました。
何か困った時に相談できる環境をどんな職場にも置くことこそが、同じく必要なのではないでしょうか。
実際夫が急に倒れたあのとき、私の場合はその日が土曜日でした。翌日日曜日に少し気持ちを整え、周りと相談してから出社して、上のものに相談しました。しかし、小さな職場での、当初はこれからどのくらい続くかわからない看病の始まりの時でした。上司も心の余裕がなかったのでしょうし、ここは思いやりが人によってしまうのもです。
お大事にも、何でも相談してください
上記の言葉は、その時ありませんでした。(ただ聞こえてきたのは、これからたくさん休まれたらどうするんだと小声で私の上のものがその上司に報告している時に申していたのが、小さな職場環境なので聞こえてきました。心のダメージは最悪でした。)相手や職場の人を大切に思えることが身についていれば、自ずと出ることと思います。
国の構想を見る限り、ハード面を打ち出して、心のことや情操教育等についてはどうなのだろうかと心配になります。私の体験した上司の姿勢を原因は何かと改めて考える時、もしかしたら、自分が経験してこなかったので、相手を思いやることの大切さを理解していないのかもしれません。
万一何かあった時、ふとした言葉掛けで救われることはないですか。
現代は超ストレス社会と言われます。その時に、どこかに身近に相談できるところがあれば、違うのではないでしょうか。
岸田首相の賃金が増額されたことが先日報道されていました。自主返納するとのことでした。しかしいくら調べても見つからないのですが、年金受給者でもあるのではないでしょうか。厚生年金は給与によって支払いが停止されますが、国民年金は停止されません。
少し話しは飛びますが、今や学校にスクールカウンセラーが配置されるようになっています。
同じく職場でも何かしら相談できる窓口を置くようになれれば、違うのではないでしょうか。
そして、子供のころから情操教育や道徳等も、どうして支え合いが必要か、思いやりの大切さや、さらにはいろんな宗教についても学べる機会があってもいいのではないでしょうか。
日本の人は無宗教ですというのが当たり前であり、多いと思います。かくいう私もこれと言って決まったものを未だ決めてはありません。
しかし、家族が亡くなったり、お正月には初詣に行ってお詣りをするのも、日本人の昔からの風習で、多くの方がされていることです。
一つに宗教を決めなくても、人としてより豊かな質の生活を送るには、お金の面と心の面と二つを学べ、相談できる場が身近にいつもある社会になる工夫が必要なのではないでしょうか。
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厚生労働省「人生100年時代に向けて」(2023年12月18日閲覧)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207430.html
企業組合リ・そうるけあ
代表理事 高山和 たかやまあい