この命を守ると思った体験はありますか? – リ・そうるけあ

この命を守ると思った体験はありますか?

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この命を守ると思った体験はありますか?

 

私は今までに2回鮮明に『この命を守る』と思って行動した体験があります。

一つは、まだ子供が生後1歳になる前のときのこと、助手席に娘を抱っこしていました(この頃まだチャイルドシートが義務化されていませんでした)。すると十字路で急スピードで前から右折しきたトラックを避けきれなくてぶつかると思った瞬間、娘を自分のお腹にグッと抱え体を丸めて硬くして、できるだけ右による抵抗を少ししました。車はぐしゃっと大破して、私は少し車に接触しましたが、特に怪我もしなかったです。それよりも何よりも娘を守れた安堵感はひとしきりでした。

 

そして二つ目は、愛犬のラッキー。彼女を抱っこした状態で、どうしてだったか覚えていないのですが、自宅の玄関で後ろに倒れそうになり、倒れるとっさに思った時に、前に抱っこしていたラッキーを離すまい、怪我させまいと必死に前に抱き抱え、そのまま後ろに倒れた方が良いと判断して(体を捻ったりしたら横に横転したりして、彼女に万一があるかもしれないと考えました)、倒れていきました。この時も目の前の命を守ることに必死で、このまま倒れて死んでも彼女が生きてくれればと思いました。この時も大きなこぶだけですみましたが、あの時の彼女の驚きよう、その後まるでありがとうと言いたいようにずっと必死に私の顔を舐め続けていました。(犬を飼っていたときは、ノーメークにしてましたので、舐められても犬の体に化粧品が入ったりしなかったです)

 

本当に今でもしっかりとその時のことを思い出せます。

 

逆に私の命を守ってもらったという経験もあります。それは家族からと医師からとです。

 

そして命を守れなかったという体験もあります。この体験はしばらく辛い記憶としてありました。きっとでも何かを私に託すためだとずっと考え続け、今はその尊い命の最後までをいれたことに感謝しています。こちらも機会があればお話しします。

 

眩しい命の輝き、大切な命、命によって生かされていることを忘れずに生きていきたいです。

 

リ・そうるけあ

高山和 たかやまあい