医学の発展と人口推移と少子高齢化と
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先日も取り上げましたが、高齢者を65歳から70歳へ変更する動きが国にあるそうです。
一頃前は実は高齢者は55歳と考えられていたことは以前にもこちらでお話ししています。
それを考えますと、55歳から65歳への10歳より、65歳から70歳への5歳の方が年齢の幅は半分です。
さて、この変更で何が起きるかというと、下の参照にあげた人口統計の資料でしょう。
我が国における総人口の推移(年齢3区分別)の表では高齢化率が下がります。そして次の我が国における総人口の推移(年齢3区分別)では、生産年齢人口が15歳から70歳へと変わり、高齢人口も70歳からとなりますから、真ん中の生産年齢人口が増加するのがわかります。
このような数値が変わると、私たちの意識も大きく変わるでしょう。
この変更が起きることで、静かに期待していることがあります。それは単身の女性高齢者の生活です。先日、知人の会社員で60前半の女性が事情ができて一人暮らしのアパートを借りようとしたところ、固定収入もきちんとあるのに、契約を断られたそうです。
仕方なく、勤務先に相談し、この方の場合は会社の借り上げ社宅の形にしてもらい、不動産会社との契約は対会社となって締結したとのことです。
つまり、高齢者の定義を70歳にすれば、社会で信用される年齢も上がるということではないでしょうか。
この女性もそうですが、私の知っている今の括りだとシニアになっている方々でも本当にお若く、現役で仕事をされている方も大勢います。自分はまだ若いと思っていても、社会の意識が変わり、現役と普通に取り扱われるようになれば、賃貸アパートももちろん、普通に信用の元、自身で借りることができるようになるでしょう。
少子化により、人口増加は望めないと言いますが、今の医学だからこそこの人口なのではないでしょうか。おそらく昔の医学のままであれば、出産しても助からなかった命や、若くして病気でお亡くなりになる方の人数は圧倒的に減少しているはずです。
これからの社会生活において、様々な予防対策と自助努力と、そして社会との繋がりが大切なのではないでしょうか。
(参照)2024/5/27閲覧
総務省
我が国における総人口の長期的推移
我が国における総人口の推移(年齢3区分別)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000273900.pdf
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい