生命と生活
カテゴリ:お知らせ先日、本郷由美子さんのかなしみとともに生きる 〜悲しみのグラデーション〜を拝読しました。
この方はとてもあの池田小事件でお子さんを亡くされ方、それでも前を向き、同じように辛い方へ寄り添いを始められた方です。何より心をうつのは、加害者の生い立ちをも考え、理解しようと努力され。同じような間違いを犯す人がでないよう、下町で小さなこどもも通所できるようなグリーフケアの場所「ひこばえ」を開かれたことです。
思ってもなかなか形にするのは大変です。本郷さんはでは何故できたのでしょうか、思うに、亡くなられたお嬢様の命が生きる力となって、お母様である本郷様の生活をよりよい生きがいの原動力へと繋げているのではないかでしょうか。
私の夫も病死ではあるものの、思いがけない突然の死でした。だからこそ、悲しみを乗り越えるのは今までの人生の中でも非常に大変なものでした。そして今、本郷様と同じように、喪失の苦しみの方に寄り添えたらと思うようになりました。でも本当に大切なことは、悲しみを深くしないように、ひとつでも愛する家族の気持ち、生きた証の生命(いのち)を見つけれることが、悲しみの中に留まるのではなく、生活をしていこうと前向きな力の原動力になると思うのです。
(参照)
本郷由美子著 かなしみとともに生きる 〜悲しみのグラデーション〜 主婦の友社 (令和4年11月30日発行)
下町グリーフサポート響和国 https://www.facebook.com/profile.php?id=100066804692929
企業組合 リ・そうるけあ
代表理事 高山和 たかやまあい