喪失感
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喪失感の原因にはいろいろあると思います。
例えば、大切な人が亡くなった時、
できたことができなくなってしまったこと、体の機能へのもの。
大切なものがなくなった時、紛失してしまった、壊れてしまった時。
学校を卒業して、転勤や引越しで、大切な人と会えなくなる、ことも喪失感を感じずにはいれないかもしれません。
だからこそ、その喪失感の後に、再会できることは非常に嬉しいものです。
しかしどうしても再会することができないと、失った時に悲しみが大きいのが、亡くなる、失くなることでしょう。
かなり前に突然の別れのあった大切な人がいます。私にとって、その日まで毎日会うとても大切な存在でした。あちらもきっとそうだったことでしょう。でも私たち、一緒に喪失感の話しはしたことがなかったことに最近気がつきました。もしもあの時、喪失感のことも一緒に話せていたら、彼女と今でも語り合えていたかもしれません。
青春時代はいろんなことを考えると思います。とてもキラキラしているときもあるでしょう。
しかし、一瞬で舞台の幕が閉じるような、暗転を経験している人は私以外にもいることでしょう。
今まで何かしてあげれなかったかの後悔の気持ちにずっと突き動かされて、困っている方を助けることで何か彼女にできなかったことをできた気持ちでいました。しかしもしかしたら、自分で
自分の心の穴となったその先を、彼女がもし今でもいたらこうしてくれたかなの体験をしてみるのは、自分と未来を見るような気持ちになることを知りました。
そのかた、そのかたで喪失感の大きさも、気持ちも違うと思います。もしかしたら、自分本人が亡くなる寸前に何か見つけるチャンスがあるかもしれません。
喪失感の体験は、本当は人生において起きては欲しくないことです。しかし、悲痛感が強ければ強いほど、きっとその失ったことで何かをすることへの気づきなのかもしれません。
彼女からのメッセージをやっと受け取れた気がしてます。
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい