見守りサービスは大切です、でも。
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家族に救急隊の仕事をしていたものがおります。ちょうどコロナのご時世に使命をもって働き始めたのですが、現実は緊急の命を救うでないことも多くあったようです。
それを強く感じたことがあります。ある高齢者の見守りサービスのCMがテレビに流れていた時のものです。離れていて、もしもすぐに駆けつけられない状況で万一親御さんが倒れたら、それは心配です。そこを今の見守りサービスはケアしてくれているようで、すぐさま、救急車に発動するのがあるようです。
もちろん、中には本当に倒れていて、来てくれたから命が助かったということもあるでしょう。
しかし、家族が体験したものは、庭で作業していただけで、緊急通報にも気が付かなかっただけだったそうです。しかし、なかなか広い家だったのでしょうか。なんとその怪我をしていない方を探すのに2時間もかかったのだそうです。
もしも、救急車に連絡する前に、一度その見守りサービスの方が駆けつけて生死の問題はないか等確認してから、必要に応じて緊急発動をすれば、緊急の呼び出しは本当のものだけに落ち着くのではないでしょうか。そのように一旦現場に行って判断する見守りサービスもあります。全部がすぐに救急車コールではないのがまだ救いでしょうか。
コロナの時など、熱がなくて少し咳き込むでも緊急通報もあったようです。電話がかかってしまった以上、電話を受け付けた方も行かないでいいいの判断はできないのかもしれません。しかし、電話をかけるのも個人だと他にどこにかけていいかわからに場合もあるのでしょう。その時の対応先を伝えられるのもありがたいのかもしれません。
海外では救急車を呼ぶのは有料です。
いつか日本も抑止力をかけるために、(なんでもかんでも連絡してしまわないように)有料になるのかもしれません。
本当に働きがいを持って現場に入ってみると、一昔前はそうだったかもしれませんが、今は他のことに押しつぶされて、様変わりしてしまってるのかもしれません。
本当に自分が命を助けられる使命は別のところにあると、別の道を見つけにいったことに徐々にわかってきました。
現場の声を聞く、実際はどうなのか。何でもそうですが、そう聞いたほど怖いことはないものです。
そして大きな問題があったときは、どうしてそうなったかを確認して、次回は起こらないようにしないと解決につながらないかもしれません。
良かれで始めたことが、どこかに皺寄せがおきてしまっていては大変です。
きっと必要な、いい流れが何にでもあるはずです。そう、いい塩梅です。忖度とかではなくて。
その解決には時間はかかるかもしれませんが、本当に必要な問題の洗い出しと、新しく始めたことでの別の問題にどう対応するかを現場の当事者が話すことではないでしょうか。管理者の目線だと見えないことは往々にしてあります。
見守りサービスについてのことでしたが、このことは国の政治も同様なのではないでしょうか。もちろん国だけではありませんが。
一生懸命どうしたらよくなるかを心から真剣に考える人が集まれば、答えは見つかるのかもしれません。
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい