65歳以上の一人暮らしについて、生活の質 年金と人付き合い
カテゴリ:お知らせ4年に一度国勢調査があります。最も最近は、令和2年。この時の発表から65歳以上の約5人に1人が1人暮らしで約671万7千人に上ると報告されてました。
これは一体何を意味するのか。てっきり死別で今までご夫婦で暮らされていた方がある日突然1人になる数字と解釈していました。しかし、それだけではないことに気がつきました。
例えば、一方が認知症になり日常生活が困難なため、施設入居になるケース。また、離婚に伴いお互いが1人暮らしになるケースも考えられるのです。
人生100年時代と言われるようになりました。しかし雇用者の定年退職年齢は未だ多くの企業で60歳です。すると、65歳で1人になったとして、残り35年間、あるいは定年した時からの40年間を、年金生活を軸に考えていかねばなりません。
現在ねんきん定期便のハガキが誕生月に若い人にも届き、自分の将来についてみつめる機会を持てます。
さてここで、生活の質はお金、経済だけではなくて、趣味や、やりたいこと、そして一番大切な家族や人付き合いなど様々です。上に書きましたように家族の形も、今や昔よりも「個」の形が増えています。普段は1人暮らしでも、あなたを心配する周りの人は年齢が若ければ若いほど、自分が思う以上にたくさんいます。
そういえばあの人どうしてるかな、そんな方何人かきっといることでしょう。ためらわず、ちょっと電話でもLINEやメールでもしてみることをお勧めします。特に65歳以上の方は、連絡していないうちに連絡が取れなくなるケールがたくさんあります。
少し前に市議選挙がありました。どこから漏れたのかわかりませんが、ずっと夫宛に応援の手紙が来ていて、あまりにも酷で立候補者の笑顔が逆に辛いもので、返事もできませんでした。周囲を見て変えるかたは、こういった気遣いはできるはずです。
いざ家族があなたのご友人に連絡をしないといけない立場になった時、このような場違いが起こらないよう、気になった時に連絡する心遣いは相手も嬉しいものでしょう。
企業組合 リ・そうるけあ
代表理事 高山和 たかやまあい