年金を増やす方法、早くもらう方法(繰上げ制度と繰下げ制度)
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国からの年金を増やす方法、早くもらう方法を知ってますか?
この制度、特に早くもらい出す制度のことをあまり見かけないのでここでおさらいします。
以前年金は60歳からだった名残と、今でも定年が60歳の事業所が多いからでしょうか。
厚生年金の場合、例えご本人の年金の支給開始年齢が64歳あるいは65歳だったとしても、60歳から支給開始にすることができます。これを繰り上げ制度と言います。(国民年金の場合は支給開始年齢は一律65歳からですが、これを60歳からにやはり繰上げ制度を使うと可能です。)
また、62歳からや63歳と2ヶ月からなど、ご自身の生年月日による支給開始年齢より早めに60歳から1ヶ月単位で変更することができます。(1ヶ月単位で変更できるのも、国民年金も同様です。)
では早めにもらい出せる代わりに、何か変わるのでしょうか。もしかして、一生涯でなくて80歳までとかになるのでしょうか。そうではありません、国の年金のいいところは、一生涯です、有期年金にはなりません。しかし、金額が0.5パーセント減額されます。
そして、この反対に国の年金の受け取りを増やすことはできます、これを繰下げ制度と言います。
65歳になったとき、この制度を選択するかどうか決められます。この場合、ご自身の本来の年金額より0.7パーセント増額されます。また繰上げ制度と同じように1ヶ月単位で申し出できます。
上でご紹介した繰上げ制度、繰下げ制度は、国民年金、厚生年金それぞれで制度の使用を選択できます。
ただし、一部この制度が利用できない方がいます。(障害年金、遺族年金受給中の方)
また厚生年金の繰下げ制度を利用しても、実は増額されない方がいます。(在職者で、給与が高く、年金の支給停止がかかる方)
自分の一生は何歳までかはわかりません。しかし、我慢してどこかにお金を借りるよりは、この制度を利用するの一つの選択肢なのかもしれません。
リ・そうるけあ
高山和 たかやまあい